Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

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魔法少女まどか☆マギカ劇場版 新編叛逆の物語

ネタバレしても楽しく観られる性質なのであまり気にしないんだけど、早めに観てきた。 一応ネタバレを避けるため長めの改行を入れて感想というか語りを。 まどかが魔女を生まれる前に救済するという願いによって人の枠を超えて概念となったのに対して、ほむ…

「風立ちぬ」の主人公は誰か

書こうと思って伸ばし伸ばしになっていたこの映画の感想ですが、宮崎駿の長編映画引退宣言(いつ撤回されるかが問題)を受けて書いておきます。内容的に引退宣言前に書かないと説得力がないのですがそこはしょうがないです。 一応ネタバレがあるので長めの改行…

ゑばんげりをん急

感想ではなく自分が複数回観るときのチェックポイントをまとめておきます。疑問点 第11使徒はマークナイン(アダムスの器)なのか?(改二号機内のコクピットでの表示を細かく確認) カシウスの槍は破の最後で初号機を貫いたものか?(Qでの所在は?) ヱヴァ7,10,…

おおかみこどもの雨と雪 感想

よそ行き 孤児である花が愛を得て母となり子離れをする、という物語を私は女性が主体を確立するビルトゥングスロマンとして観ました。自分一人だけの生活から2人、3人、4人となったところで夫が退場して3人で生きていく決意をしてからコミュニティに受け入れ…

ネタバレ感想・サマーウォーズ

一子相伝の伝統芸能アニメの総本家となったスタジオジブリを追い出された細田守監督最新作品です。紹介は公式ページ http://s-wars.jp/ を見て下さい。 内容に触れずに評価をすると、2時間つつがなく楽しめる作品です。今年の夏の映画では他にヱヴァ破しか観…

感想・立喰師列伝

イノセンス以降いつの間にやら巨匠扱いされるようになった押井守監督の作品。Avalonチックな映像をミニパト風にコマ撮りした技法は、この作品以外には使用されなそうな(w「スーパーライヴメーション」だそうですよ。物語は全部は読んでいないので細部はわか…

感想・Sin City

昨晩は酒を飲んでしまったのでうまく文章が書けない状態になっており、その状態で感想を書いてもろくな文章にならないことはわかりきっているため1日遅れで記載。 今年前半から流れていた事前情報の通り、映像には非常に強いインパクトがあった。CGによって…

感想・The Corporation

まず教科書的な前説。現在の企業を一個の人格として見て、精神分析を行うと明らかに「人格障害(サイコパス)」である、という診断結果が下される。この結果を元に、企業というものの本質に迫るドキュメンタリー作品。サンダンス映画祭などで数々の賞を受賞し…

感想・魁!クロマティ高校

ビックリするほど原作どおりでしたよ(w。上山もマジメさが突き抜けておかしい人になってたし、林田も馬鹿だし、前田は影薄いし、フレディはしゃべらないし(w。発するのは一声だけでした(w。脚本は原作のおいしいとこ取りと、板尾創路のセンスが光るオリジナ…

感想・ベルヴィル・ランデブー

今年私が観た中で最も音楽がよかった映画。内容は非常にわかりやすい冒険活劇だけど、セリフ無しでキャラクターの動作と雰囲気のみでテンポよく物語が進む。各キャラクターが非常に特徴的で、うまいことドラマを構成できる一因になっていると思う。あとディ…

感想・ワラッテイイトモ

中身はいわゆるコラージュ作品なので、ポストモダンの00年代に生きる私(wには特に新しい映像というわけではなかった。しかし、あの定番番組を徹底的にコラージュすることである種の芸術性が生じているのは面白い。中で語られる「そちら」と「こちら」の区別…

感想・三人三色

1作目「インフルエンザ」ソウルで撮られた監視カメラの映像をかき集めて作ったという触れ込みの作品。実際はちゃんと俳優が演技してるんだろうけど、生々しい感じの映像でかなりショッキングなのもあるのでホラーとか苦手な方にはお奨めできないかも。特に良…

感想・Survive Style 5+

個人的抱かれたい男ランキング1位(マテ、の浅野忠信が出ていて満足。CM製作出身の監督の常か、凝ったカメラワークと短いカットを繋いでいくスタイルがうまく行っている例だと思う(うまく行ってない例はウタダのダンナな(w)。5つのサイドストーリーが最後にか…

感想・誰も知らない

静かな映画だった。子供と動物は扱いが難しいので、使っているという事実だけで感動を呼べるお手軽策として使う作品は多いけど、この作品は子供たちが家族として生きていく過程を淡々と描いており、子供たちも自然(に見える)演技をしていて良かった。基にな…

感想・華氏911

なんか前作のボウリング・フォー・コロンバインに比べると、新しい映像が少なくて編集だけで1本映画作っちゃいましたって感じがする。映画として楽しめるシーンが少なくなってたし、観客が笑う場面もほとんどなかった。前作のDVDのときにも書いた覚えがある…

マッハ!!!!!!!!

とにかく頭悪かった(w。でもCG・ワイヤアクション無しでアクション映画を撮ろうという心意気やよし。昔のジャッキー・チェンの映画を見てる感じ。最後のスタッフロールで撮影シーンとNGシーンやるしな(w。内容はCMでやってるとおりなので触れないけど、そん…

パッション・オブ・ザ・クライスト

キリスト教国では話題になったこの作品だが、日本人には良くわからないのでは?という気がしますた。残酷描写は三池崇作品とかを見ていればそこまですごいということも無いけれど、ハリウッド大作では珍しいかも。内容はいろんなところで言われているように…

KILL BILL Vol.2

とりあえずオキナワTシャツは着ていきませんですた(w。んでネタバレを含む感想を一席。Vol.1から引き続いてChapterに分かれていて、Chapter 6からスタート。Vol.1とは違ってターゲットに出し抜かれつづけるザ・ブライド。バドには墓に埋められ、ビルには娘を…

買ッヂマッター! Vol.2(w

帰ってきてからは、撮っておいたFootball CXとKILL BILL Vol.1のDVDを観た。栄えあるバカ映画の称号をほしいままにしているKILL BILLだが、もう一度観てみると結構ちゃんとした映画だということに気づいた。まあ、所々にあるネタシーンは如何ともし難いが(w…

少しでもDVDを観よう

空いた時間で積んでいたDVDの中でマイケル・ムーア監督「The Big One」(「ボウリング・フォー・コロンバイン スペシャルボックス」の中のもう1本)を観た。アメリカの病巣が判るのと同時に、それを告発する側の病的な部分も見えた気がする。これでマイケル・…