Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

SAC 2nd GIG Vol.2

例によって例のごとくネタバレありなので、知りたくない方は読み飛ばすが吉。
第3話「土曜の夜と日曜の朝 CASH EYE」まず一言、何故女怪盗は全身タイツでなければならないんですか?素子が怪盗を装って、悪事を暴くお話ですた。悪役の企業グループ会長の主催する要人たちがそれぞれ所有するセクサロイド(?作中では堂々とダッチワイフと呼ばれてるが)の自慢合戦パーティーに潜入して、裏金が隠された金庫を開けるというのがメインシーン。過去最高の胸の大きさを誇る素子のドレス姿が最大の見せ場かも(w。攻殻全体でもそうだが、この回を見ていて感じたのは、素子の万能性。良くも悪くもジョーカーとして物語を終了させている気がする。それの逆説的な証明として、素子のいない9課の話(単行本の「1.5」)はドラマとしても内容的にも深みがある気がする。
第4話「天敵 NATURAL ENEMY」今後ストーリーに大きく絡んでくるであろう合田一人(ごうだ かずんど)、通称ゴーダの初登場。本人も作中で言ってるが、えらいすごい顔をしてるので一度観たら絶対に忘れない。内閣情報局とか言う部署の偉いさんらしい。でも「Patlabor2 The Movie」の荒川茂樹の言を借りれば、「敵とは異なっていながらそれでいて目立たないことが必要」な諜報関係の人間があそこまで個性的だと問題ある気がするんですが(w。画面の売りはタチコマとヘリの追跡劇かな。作品の時代設定が2030年だけあって、今の時代に問題になっていることがさらに1段フェイズが進んだかたちで描かれているのが面白い。具体的には難民とか。これからの展開が楽しみなり。