Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

「萌え」について新たな事実を発見せり

以下の文章は男のオタクを対象としている。そのため、女性に関してはあまり当てはまらないであろうことを先に断っておく。
最近いろいろと考えてて思ったことなのだが、「萌え」という言葉と女性が使う「カワイイ」という言葉は、実は同じ意味を持っているのではないだろうか?どちらも「消費可能である」という姿勢の表明になっていることがその主要な論拠である。例えばある事物(服でもアニメでもなんでも良い)に対し、その質もしくは特殊性を自らが理解可能である場合、それを端的にあらわすことが出来るのが「萌え」と「カワイイ」という言葉であろう。
さらに、この両者は様式をも表現している。「萌え」に関していえば、「メカ」や「制服」など対象は数あれど、それは既存の「ジャンル」を補強する要因として機能する。「カワイイ」についても同様で、言葉は悪いが「女子供を対象とした」キャラクターへの愛着行動にこの傾向が見える。
これらの言葉が近年頻繁に使用される理由を考えると、使用することによって自らの立場を明らかにし、人間関係内でのポストを確保することが目的なのではないか。近年の社会の閉塞感の増大により、身内とそれ以外を分ける壁(ATフィールド?)が高くなっていると思われる。そこで「何に萌えるか(何をカワイイと思うか)」ということを踏絵代わりに利用した囲い込みが行われているように見える。
これは個人(とそのコミュニティ)だけではなく、マーケットとしても行われている。確かに、マーケティングの観点から見た場合、ある程度の本数が見込めるマーケットが「萌え」のキーワード内に既に形成されていることになる。これが、今のアニメ週40本体制を支える基盤となっているのは間違いないだろう。
で、まともな論文だったらその原因を探る文節が続くんだろうけどここでやめておく。既に酔っ払っているし(w。後夏コミのネタとして使いたいというのも(爆。続きが気になる方は要望を送ってネ☆