Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

ネットワーク使用暦=年齢

ちょっと考えてみたんだけど、ついこの前の熊本の首切り事件の犯人の少女って、物心ついたときからインターネットに接続できる環境があったわけだよね。すると、少なくとも現状のネットワークにおいては、彼女があの行為を行うのに十分な手順が示されているのに対し、行わないのに十分な道徳心は示されなかったわけだ。もちろん、ネットワークだけにその責任を負わせるのは間違っているが、彼女により広い世界を見せて自分というものを認識させるための道具を提供できなかったという点で、お気楽な情報化社会というかネットワーク社会はその存在意義を問われるだろう。そもそも、現実社会とネットワーク社会を分離して考えることに無理があるというのが私の意見だが、両者をうまく統合して語る言説が無いことも事実。こういう状況だから、インターネットを包含した哲学を考えるのが私の当面の課題になっていて、その一端をこの日記にも示していきたいと思っている。