Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

感想・ワンダフルデイズ

電通の陰謀として名高い(w韓流アニメーション作品。われらがオタクのネ申GAINAXが初めて自社以外の作品を配給したという点でも歴史的作品なのかも。内容は男2人女1人の三角関係と、SF仕立ての理想と現実のギャップとの2本の糸を織り成した作品。パンフレットにも書いてあるが、映像の技術自体はかなりの高レベルなんだけど脚本はかなり凡庸。随所に日本人とは似ていながら異なる感性で描かれたシーン(詳しくはないが、これが「恨」なのかも)があって、その点は面白かった。とりあえず、クライマックス以降がとてもとても「天空の城ラピュタ」にそっくりだと思うんですがいかがか。あとこれはどのアニメーション作品でも共通に思うことなんだけど、CGを使って画面の情報量をエラい増やしたときにはもう少し人間の動きもリアルにしないとめちゃくちゃ浮いて見える。印象として、それこそ2コマとか3コマとかしか使っていないんじゃないかっていうくらいアクションが薄っぺらかった。格闘シーンでのテコンドーとか韓国古武術の動きはかなりそれっぽかったけど。まあDVDをレンタルして観る分には十分満足できる出来ではないかと思いますが、私は購入はしない方向で。