Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

感想・ファウスト Vol.5

発売から約2ヶ月が経って今更感がありますがようやく読み終わったので感想を。
最早ファウスト界隈という潮流は背景へと交代して、消費することすら消費されている感じがした。なんだろう、各作家の個性というか文体というかがすべて類型化されて、非常に読みやすくパッケージングされているのが良くわかった。別の言い方で言えば、伝統芸能化(?)している感じ。サブカル系にもオタクにもなりきれない人に安息の地をもたらしたという点では、評価するべきなのかもしれない・・・