Annex of Theatrum Mundi

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感想・ハリー・ポッターと謎のプリンス

帰りの電車の中で読み終わったので書きます。英語版を読み終わった直後だったのでドエラく早く読めました。例によってネタバレありで。
7巻で終わりということなので、この巻は終局へ向けて状況が準備されていく。「予言」の内容を知ったハリーが6年生として過ごす1年。ハリーはダンブルドアと共にヴォルデモートに関する記憶の中をめぐり、その間にマルフォイはヴォルデモートに与えられた任務を実行する。これらに加えハリーが新任の「魔法薬」教師ホラス・スラッグホーンに貸し与えられた1冊の本が伏線として、最後に訪れる大きな事件へと物語は収束する。
作者も公言しているとおり、徐々にハリーの生活に暗い影が付きまとう。毎年繰り返される事件とその結果としての一人の犠牲者は、ますます強くハリーを暗い闇へと引きずり込んでいく。この方向がもたらす最後の結果は・・・「予言」のそれと異なることはありうるのだろうか。
それとは別に明るい話題もあるけれど1年の間に繰り広げられる恋のドラマを見ていると、日本人との差異を強く感じますた(w。おまえらすぐ相手を変えすぎだ!