Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

サッカーは難しい

ホッテントリ入りした記事(id:aratasuzuk)にトラックバック送ってアクセス稼ぎだ!!(今時流行りません)
サッカー(特にJリーグの試合)が観戦が難しいということについて。
私は自称サッカー好き(ヨーロッパメイン)ですが、新聞屋とか家族にタダ券をもらえばJリーグの観戦に行きます。行ったことがあるのは味の素スタジアム等々力陸上競技場日立柏サッカー場ホームズスタジアム神戸の4箇所。新聞屋でもらえるチケットがFC東京のホーム戦で、チケットを配って観客を入れないといけないような下位チームとの対戦が多いのでしょっぱい展開が多いです。しかも、席は上のほうでピッチ全体が見渡せるけどプレーそのものは観え難い。でも、やはりスタジアムで観戦するのはテレビ観戦より断然面白いです。良いプレーに歓声を上げ、悪いプレーをしたり相手チームがボールを持てばブーイングをし、点が入れば立ち上がって喜び、点を入れられれば消沈する・・・さすがにいきなりゴール裏に行ってチャンとを歌い続けるのは厳しいですが。これをblog界隈のことばで言えば「体験」がそこにはあります。これは他とは代え難い価値があると思います。

しかし、そこまで持っていくのが難しい、というのがトラックバック先の記事の論旨だと思うので、少し提案を。
まずスタジアムについてですが、首都圏のうち東京以外のチームはそれなりにスタジアムが生活圏内に近いはずなので割愛しますが、東京都内に関して言えば味の素スタジアムが不便な位置にあるのが観戦に行かない原因の1つになっていると感じます。これを解消するのは極めて困難ですが、国立競技場を最大限に活用するしかないのではないでしょうか。ホームチームから苦情が来そうですが、ホームの試合を1試合だけ国立競技場で(出来れば土曜夕方に)開催するとかすれば全国のチームが観戦できてそれなりに観に行きやすくはなると思います。
チケット代は今でもそんなに高くはないと思うのであまりてこ入れの必要は感じませんが、上記の国立競技場開催の年間パスがあれば魅力的かと思います。
最後に文化的なものですが、これは短期間で根付かせるのは極めて困難であると言わざるを得ないと思います。週末には必ずホームのスタジアム(アウェー戦ならスポーツバーとか)に行って歓声をあげるという習慣が定着するには数十年のスパンで考えないといけないのではないかと愚考します。これには階級(最近のことばで言えば格差?)の問題も絡んでくるような気がしますがそこは捨象します。

あと、ルールについては野球より複雑なのはオフサイドだけですよね。ルール改正が頻繁に行われるところなのでここについては複雑であると言わざるを得ません。
しかし、今は下火になった感じがしますがラグビーというもっと複雑なルールのスポーツにかつては多くの観客が入っていた事実を考えると、ルールの複雑さがとっつきにくさの主因とは考えにくいです。これについてはむしろJリーグのチームが企業の客寄せパンダではなく、独立した法人として存在していることが作用しているはずです。事実、今でも企業の看板がついたスポーツについては、看板の企業からチケットが社員を通じて出回っています。
ぶっちゃけると、日本人はそもそもスポーツはタダで観れなければ観ないということなのかもしれませんね。