Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

傍観者として

今日はいつもどおり6時間ほど寝て、アキバと両国に行った。アキバは「第9回文学フリマ」、両国は江戸東京博物館で行われていた「ボストン美術館浮世絵名品展」のため。
文学フリマのほうはかなり遅い時間だったけどまだ結構混んでいて、とくにゼロアカのところは喧騒というくらいに人がいたよ。当然ながら、東浩樹さんとか講談社の大田克史さんとかもいた。ゼロアカ関係の8冊はとりあえず押さえた上で全部のブースを見て回った。残念ながらというべきか、特に目を引く本がなかったのであまり買わなかった。このイベントには初参加で門外漢の私から見た意見だけど、なんか文芸は文芸という枠に納まりすぎている気がする。DTPの普及とオフセット印刷の低廉化で雑誌並みのクオリティの本がたくさんあったけど、それが効果的なプロモーションの手段にはなっていない気がするんだよな・・・そういう意味ではゼロアカもブログとかでの露出と関係者の知名度のおかげか人が集まっていたけど、中身と買った人は既存の評論の枠に収まっているんじゃないかな。日本を包む閉塞感と同じものを感じた。まあ、これは私が感じている閉塞感を外挿しているだけだとも言えるけど。
そのあとはやぶそばでせいろうそばを2枚食べてから両国へ。浮世絵はあまり観たことがない作品も多くてかなり楽しめた。特に良かった作品を3つあげると、以下のような感じ。

  1. 歌川国政 市川蝦蔵の暫
  2. 歌川国芳 鬼若丸の鯉退治
  3. 歌川広重 源雷光一代記

まあ、今日は充実していて非常に楽しめました。また1週間仕事がんがるお!!!