Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

すべてがoになる(光だけがメディアになる)

タイトルはどう見ても森博嗣のパクリです、本当にありがとうございました。
ここでoはopticの略で、光を指しています。
言いたいことは副題が全てで、メディアと呼ばれるものは全て光になるんじゃないかと。これは単純にFTTHが全家庭にひかれるということだけではなくて、言論の価値を生み出すものが「オフライン(対面)」と「オンライン(blogなど)」の二極化、もっと正確に言うと二面化していくのかなあ、と風呂につかりながら考えた次第。
変な物言いなので解説すると、言論は対話(オフライン)と書かれた文章(blog、SNSWikiなど)でダイレクトに他者と繋がっていく方向にあり、別の媒体(紙や電波など)を介した言論は内在するワンクッションによって価値を減じていくのではないか。これは十年以上前の楽観的インターネット観みたいなことの焼き直しみたいではあるけど。
別の言い方をすれば、今まである意味特権化していた編集という作業が本来の裏方に戻っていく過程なのではないかという気もする。自分について考えてみても、今まで編集によって自分を良く見せようというような意図が大きかったけど、魔法使いになったからなのかはわからないけどそこで勝負することが意味のあることだとは思えなくなった。編集ではなく原稿執筆を行い、それを直接届けることがこれからの勝負の場としてふさわしいのではないかと考えているわけです。

上記の二面を接続する手段としてUstreamは面白いと思う。Webサービスである限りいろいろな制約がつくので独立したアプリケーションになる方が良いのではとは思うけれど。