Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

風邪引いた

なんか仕事場に着いた途端(w、鼻水が止まらなくなったですよ。ついに私も現代人らしく花粉症か!?と思ったが、その後頭痛が痛くなってきたので風邪と認定。最近中途半端に睡眠時間が短いので、抵抗力が落ちているんだろう。雪山で体力を使い果たしたということか。今日は早めに寝よう・・・
今日からようやく以前買った「「おたく」の精神史-1980年代論-」大塚英志・著を読み始めた。まだ2章に入ったばかりだが、私が知らない(というか物心ついてない)1980年代の空気みたいなのが少し伝わってきた。最近は1980年代ブームみたいだが、以前誰かが言っていたのは1980年以降は時代を語れるわかりやすいキーワードがないらしい。1960年代は「労働闘争」の時代、1970年代は「学生闘争」の時代だが、1980年代についてはこれに該当するものがないらしい。あえて言うなら、「おニャン子」の時代、らしい(らしいがたくさん付いて主体性が無い文書が続くのは私自身がこの辺を理解しているとは言いがたいからで、読みにくいとは思うがカンベン)。ここから考えられることは、1980年代以降はそれ以前の政治の時代を過ぎ、高度消費社会に移行していく過程が顕著になったということなんだろう。一面的な見方をすれば、アメリカ的な価値観が現実の生活に浸透していった過程とも言えそう。個人の精神に注目すると、この頃から意識的に「小さな幸せ」を追求するようになっていっているような気がする。どっかで聞いた言葉を引用すれば、「大きな物語の終焉」がこのあたりで広く認知されるようになったのかも。まあ、正確には認知されるようになったのではなくて(自分が将来親より幸福にはなれないことに)気づき始めた頃なんだろうけど。まあ、今のこの閉塞感の端緒が1980年代に見られたというのは事実なんだろうけど、犯人探しより重要なのはこれからどうするかということだと思うので、この辺の内容は頭に入れておくにしても参照情報として、という形になる感じ。
というわけで、とっとと風呂入って寝ます。お休みなさい。