Annex of Theatrum Mundi

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感想・みんな元気。 舞城王太郎・著

一言で言って、工業製品みたいな均一な感じを受けた。悪く言えば、「他の作品と同じ」。舞城はデビュー作の「煙か土か食い物」と「九十九十九」以外の作品は区別がつきにくい気がする。文芸賞狙いですか?と勘繰ってもみたくなる。最近の受賞作の傾向を見るに、「現代に生きる家族」を書けば真っ先にノミネートされるきらいがあるし。他とは違っていながら、しかも目立たないことが求められるのか・・・とにかくもっとキレた作品を書いてもらいたいわけですよ、舞城には。