Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

感想・攻殻機動隊Stand Alone Complex 2nd GIG Vol.12

第23話「橋が落ちる日 MARTIAL LAW」自衛軍派兵が決定し、事態はゴーダの描いたシナリオのとおりに進んでいく。分断された9課のメンバーはそれぞれ独自に行動を開始するというのがメインシナリオ。クゼは出島で荒巻の兄と思しき人物に会い、真の革命について語る。このとき自衛軍の哨戒機(?)が出島全域にジャミングをかけ、今までクゼの電脳にアクセスすることによって自我を(仮想的に)確立していた難民たちは指針を失い暴走、自衛軍に向けて発砲してしまう。これによって自衛軍も応戦し始めたところで難民たちが橋を爆破。これで難民たちは物理的にも論理的にも孤立する。といったところで以下次回。
クゼが語る真の革命は、あらゆる意味で今われわれが直面する問題に対する解答というか指針として参照されるべきなのかな、という気がする。しかし劇中でも語られているとおり、これを理解したうえで実行することは極めて難しい。そこで行動こそが民衆を鼓舞することができると言うのも納得できることだが、何を行えばよいのか、というのが見えないのが私の偽らざる現状である。この問題はまだ続く・・・
第24話「出島,空爆 NUCLEAR POWER」自衛軍のジガバチが出島を空襲し、クゼはこれに対して哨戒機を撃墜することで応酬。しかしこれもゴーダの描いたシナリオの一部で、米帝の原潜が核ミサイルを準備していることが明らかになる。9課はこの事態を止めることが出来るのか?といういいところで終了(w。
印象に残ったセリフは、イシカワの「最も優秀なスタンドプレイをしたものが勝利する」というくだりかしら。チームプレイが不可能な状況では各個人のスタンドプレイの質こそが問われるという至極当たり前の話だけど、これを理解し納得できるのはスタンドプレイが可能なだけの技量、力量、度量がある人間だけなのだろう。