Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

ネタの鮮度と集客力の関係

昨日まさしく旬なネタであるZガンダムの映画の感想を書いたら、予想通り普段の5倍以上のアクセス数を稼ぎ出して我が意を得たりといったところ。id:tricksignさんにリンクしていただいたのもかなり大きかった。id:tricksignさんに深く御礼を申し上げます。また、トラックバックを送っていただいたid:no-misoさんにも感謝致します。
Zガンダムでアクセス数が増えることは流行りの言葉でいえば想定の範囲内なんだけど、増え方というかアクセス数自体はそれほど多くなかった。昨日に関していえば関連キーワードで51アクセスしか稼いでいない。昨年3月の正確なデータはないのでわからないけど、例えば「イノセンス」公開時には1日あたり100アクセスを余裕で超えていた記憶がある。作品の注目度に差があるのを考慮しても、今回のアクセス数は少ないと思われる。
その理由として考えられるのは、はてな界隈を含めたblogに対する世間の興味が落ちたことによるblog全体の過疎化、もしくは一極集中したことによる流動性の低下であろう。前者については、ここのデータを見る限りでは全体のアクセス数が伸びているので誤っているようだ。とすると後者が主な要因になっているのかもしれない。しかしそれを裏付けるデータが得られなかった(=うまい検索キーワードを思いつかなかった)ので、これもあくまで仮説でしかない。主観を言えば、ハブとなる有名サイトのアクセス数は依然として伸びつづけているが、そこからリンクを複数回辿ってすべての(正確に言えばある程度以上の数の)サイト(blogを含む)を閲覧するユーザが減っている気がする。何を隠そう、私自身もそうであるし。blogツールによってサイト構築が楽になった結果、ニュースクリップサイトが非常に増大し、ニュースクリップサイトを巡回するだけでもう十分情報を獲得できる(した気になれる)のかも知れない。情報量そのものはそれほど増大していなくても、その情報のありかを示すインデックスだけは増加しつづけるのがインターネットの特性であると考えると現状はその特性を忠実に反映している。情報化とは、つまり情報の情報が増えつづけるメタゲームを指すと言える。