Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

オタクとその世代における変遷 続きの始まりと終わり

「オタク(論争)とは階級(闘争)である」という結論だけ書いて1ヶ月放置してしまった。さすがにそろそろ続きを書くよ。
ここで言う階級は、王(作家)、貴族(第1世代)、ブルジョア(第2世代)、プロレタリアート(第3世代)となると思う。オタクとは究極のところ他人の褌で相撲をとる評論家気取りのことだとまとめていいと思うんだけど、言論で自らの立脚点と生業を確立しようとする意思があるものがそれぞれの世代を代表する、と称している。手段が本だったりblogだったりと様々ですが、その時代に最も適したメディアを用いているということに関しては共通しているんだな。
階級をわざわざ歴史になぞらえたのは、それがもっとも自然だからです。人間が理解できることは数千年進歩していないというのが近年の学説にあり、それを参照したというのもあります。人間の歴史は血の歴史。オタクもまたその生きる環境で自らの生存をかけた闘争を繰り広げているわけですな。進化論は個体の保存ではなく種の保存を謳ったものだけど、種の保存が約束された状況で起きる事態は万人の万人に対する闘争というまさに自然状態か・・・