Annex of Theatrum Mundi

絶賛更新停滞中のはてダに加えて停滞するblog的な何か

感想・和風Wizardry純情派 祭

いつものとおりネタバレを含むので注意。
さすが整体師だからか、身体の描写は非常に優れていると思った。登場する人物の年齢層が高いのも好感。若造が世界を救ったりするのは常道だけど、経験の少ない人間がそんなに強くなれる訳無いしね。あ、あとおまけの方に私が提案した迷宮街の働く人たちが採用されたのはかなりうれしかったりする(w。おまけの3つ目の話はワードナの誕生という読みをする人もいるみたいだけど、そうとは感じなかったなあ。何より、トレボーがいない世界ではそれに対抗する必要も無いし。もしかしたら、現在の日本にはトレボーのような具体的な(わかりやすい)暴君はおらず、個人の意思の集合体としてトレボーに比する存在がいて、それに対するカウンターとして「人類の剣」の中でもさらに一部の意思の集合体としてワードナの役割を(結果的に)演じる、とか言うのが着想なのかもしれない。
しかし、武器と防具に制限が付いているだけでWizardryってあんなに攻略が難しいダンジョンになるんだなあと感嘆する。D&Dも細かく条件を決めてプレイするととたんに難しくなるから、正しい決断なのかも。